トビタテ!留学JAPAN~留学レポート
平成28年度後期(第5期)官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~でペルー、グアテマラに留学中の安藤聡希さん(経済学部4年)より留学レポートが届きました。
安藤さんは専大生として初めてトビタテ!留学JAPANに採用され、平成28年8月末より「情報発信メディアとソーシャルビジネスによるグアテマラの貧困問題への挑戦」をテーマにペルー、グアテマラに留学。ペルーの語学学校でスペイン語を学び、その後中米グアテマラでインターンシップを経験しました。
安藤さんは専大生として初めてトビタテ!留学JAPANに採用され、平成28年8月末より「情報発信メディアとソーシャルビジネスによるグアテマラの貧困問題への挑戦」をテーマにペルー、グアテマラに留学。ペルーの語学学校でスペイン語を学び、その後中米グアテマラでインターンシップを経験しました。

留学レポート
帰国後レポート
本留学では、4つの体験を通じて、6つの学びを得ることができた。1つ目は「ほぼ0の状態から始めたスペイン語学習」を通じて「目的?目標を明確化し順序立てて行動すること」
2つ目は「発展途上国で生活すること」を通じて「未知の世界へ飛び込む勇気」「現地の文化や習慣を受け入れることで、初めて自分自身を受け入れてもらえるということ」
3つ目は「発展途上国で働くこと」を通じて「「無い」からあきらめるのではなく「工夫」すること」
4つ目は「外国人と働くこと」を通じて「相手ときちんと向き合うことの重要性」である。
「ほぼ0の状態から始めたスペイン語学習」を通じて学んだ「目的?目標を明確化し順序立てて行動する」こと
ペルー?グアテマラというスペイン語を公用語とする2か国に渡航したが、留学当初は簡単なスペイン語の挨拶しか知らない状態だった。そのため、4か月と言う限られた期間で「どのような状態にならないといけないのか」「何のためにスペイン語を学習するのか」を明確にした。「スペイン語がネイティブであるグアテマラ人と意思疎通ができる状態になること」を目的とし、「自分の考えや意見を正確に伝えることができる状態を」目標として毎日8時間、計820時間スペイン語を学習した。目的?目標を明確にしたことで、自分に足りていないもの、必要なものは何かを明確にすることができ、無駄なく学習を続けることができたため最終的に目標を達成することができた。「発展途上国で生活すること」を通じて学んだ「未知の世界へ飛び込む勇気」「現地の文化や習慣を受け入れることで、初めて自分自身を受け入れてもらえる」こと
初めての海外生活を、中南米の発展途上国である2か国で送ったことで上記の2つのことを学んだ。「未知の世界へ飛び込む勇気」
現地の情報が少ないため、ペルーへ渡航する前はどのような生活を送ることができるのか想像がつかない状態だった。言葉も通じず、日本と比べると治安も悪く、感染症などの可能性もある国であった。確かに、スペイン語以外の言語を話せる人が少ないため渡航当初はコミュニケーションをとることさえ難しく、強盗事件や殺人事件などの凶悪犯罪が起こる頻度も日本より多いが、未知の世界へ飛び込む勇気を学んだ。
「現地の文化や習慣を受け入れることで、初めて自分自身を受け入れてもらえること」
中南米には、日本と異なる文化や習慣が数多く存在する。挨拶の際には握手や頬を合わせる「チークキス」、お祝いの席では参加者が皆でダンスを踊るなど日本人にとっては抵抗の多い文化や習慣もある。しかし、こうした文化や習慣を積極的に受け入れる、知る姿勢を見せることで、ことで、「外国人」ではなく、「友人」として受け入れられることも多かった。